【PJCS2024本戦使用構築】即合体ハチマキ寿司

 

 

 がががです。PJCS2024ネット本戦おつかれさまでした。

 自分は残念ながら負けてしまいましたが、勝ち上がった方は日本勢として応援しています。日本人チャンピオンが新たに生まれることを期待しています。

 今回は自分が予選第2回とPJCSネット本戦で使ったパーティを記録に残します。

上位プレイヤーではない自分自身のパーティの作り方・考え方を中心に書いたので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

 

 

1.戦績

PJCS第2回予選

Day1:◯◯◯◯◯◯◯

Day2:◯◯××◯◯◯◯◯◯

Day3:×◯◯◯◯×◯◯◯

23勝4敗 レート1756.320

29位

 

PJCS2024本戦

×××◯×◯◯◯◯××××◯◯×◯◯××

9勝11敗 レート1476.974

262位

 

2.構築コンセプトの決定

 WCSや最終レート二桁常連の方が多く参加する中で、緊張しやすく場慣れしていない自分が勝ち上がるために必要な要素を考えるところからスタートしました。

①全体技中心で攻める

・守るの択を減らすため

②プレイング・選出がある程度固定化されている

・緊張する環境で毎回相手に対応する選出を考えることは難しいため

・選出時間を減らすことで試合前のプラン立ての時間が少しでも増える

③初見殺し要素を入れる

これを一番の目標として考えました。

・格上のプレイヤーにも勝てる可能性を広げるため

・1ターン目から試合を終わらせるイージーウィンを狙うため

・想定外のことをすることでメンタルを揺さぶり、その後のプレイングを歪ませる

 

 日々のランクマッチと違い一発勝負の環境で相手も緊張しないはずがありません。常に最善手が打てれば良いですが、極限状態で動揺させることでミスを誘うプレイも対人ゲームの醍醐味と考えています。

 美しい詰め筋できれいな勝利は理想ですが、"今日勝つ"プレイも同じくらい大切だと自分は考えています。ビックリ技やテラスタルで怒っている人をTwitterで見かけますが、怒る=冷静な判断ができなくなると思っているので対戦相手がそうなってくれればこちらとしては儲けものです。

※知り合いの寿司使いでぷよぷよプロでもあるながれ(@nagareoo)さんの大会でのインタビュー。"良い試合より勝つ試合"という言葉に感銘を受けました。

セガ公式大会「ぷよぷよランキングプロ選抜大会 2024」 - YouTube

 

 

3.原案構築

 1月末の第1回PJCS予選が終わった後、次に使う使用構築を決めるべく色々な方の構築記事を読み漁っていました。その中でボウズさんの鉢巻寿司が先ほど挙げたコンセプトにすべて合っていると思いレンタルし使ってみることにしました。

ヘイラッシャシャリタツ(そったすがた)パオジアンカイリューハバタクカミイーユイ

bouzu-anies.hatenablog.com

 

 

4.原案構築の改造

 ボウズさんの鉢巻寿司は1ターン目で隣のポケモンをシャリタツに交換し、初手から超火力を押し付けていくというシンプルかつ強力なコンセプトです。このコンセプトは初見殺しも含まれておりとても気に入りました。

 この構築はレギュEルール用のため、レギュFで新たに解禁されたポケモンや増加した並びに対応すべく改造をしていくことにしました。

 

 まず新たに解禁されたタケルライコの影響で、ガオガエンやゴリランダーが入った猫だましをしながらサイクルを回す構築が流行しました。このねこだましで初手でヘイラッシャを止められてしまうと、ヘイラッシャが暴れる前に倒されてしまうため対策が必須と感じました。

 そこで初手でヘイラッシャ+リキキリンを並べることで猫だましで1ターン目からヘイラッシャが止められることがなくなると閃き採用しました。ヘイラッシャが倒れた後リキキリンを死に出しすることからリキキリンとシナジーがあるポケモンを採用したいと考え、トリックルーム後のエースになれる暁ガチグマを採用しました。

ヘイラッシャシャリタツ(そったすがた)パオジアンカイリューリキキリンガチグマ

 

 ハバタクカミとイーユイをパーティから外したことで相手の合体寿司が重くなってしまったため、カイリューくろいきりを採用することにしました。また、モロバレルも重めにはなりましたが技とテラスタルでカバーすることにして、微調整を加えることでパーティが完成しました。

 

 

5.個体解説

ヘイラッシャ

持ち物:こだわりハチマキ

努力値:AS252 D4

 

・構築のコンセプトです。火力が高く耐久に優れ素早さもそこそこ早い三拍子すべて揃った神のポケモンです。とにかくこのポケモンを大暴れさせるために構築を組みました。

・技は予選時には安定をとるためアクアブレイク。本戦では急所等の上振れを引いたときに化けるウェーブタックルにしました。ほぼじしんいわなだれしか選択しません。

・テラスタルは悩みました。原案ではゴーストになっていましたが悪ウーラオスがキツかったため予選ではフェアリー、本戦では悪ウーラオスが減ると読んでモロバレルに強いくさにしました。

 

 

シャリタツ

持ち物:こうかくレンズ

努力値:H252 B20 C236

 

・合体要因、ヘイラッシャが倒れた後リキキリンと並んでトリックルームを展開することから素早さではなく耐久に振った。

・技についてはりゅうのはどうりゅうせいぐん、だくりゅうについては決まりラスト1枠で悩んでいろいろ試したが、最終的に少しでも対モロバレルで勝てるようねごとを採用しました。

・もちものは躊躇なくりゅうせいぐんとだくりゅうが打てるようこうかくレンズを採用した。おかげで技外しのリスクで悩むことが減り構築コンセプトの②を満たすことができた。

 

 

リキキリン

持ち物:オボンのみ

努力値:H252 B156 D100 S個体値0  (おくびょうカミのムンフォ最高乱数切り耐え)

 

・初手でヘイラッシャと並べることでねこだましを牽制

・器用なポケモンで相手目線優先して倒したいことも多く、合体ターンにヘイトを稼いでヘイラッシャの被ダメージを抑えることができた。

・もちものは予選では悪ウーラオスを警戒してあくテラス、本戦では水ウーラオスモロバレル対策としてくさテラス。

 

 

暁ガチグマ

持ち物:シルクのスカーフ

努力値:H164 C252 D92 S個体値0

 

・ヘイラッシャが倒れた後の裏エース。トリックルームアタッカー枠は悩んだが、専用特性[しんがん]により技範囲がとても広いことを評価して採用した。

・持ち物はいのちのたまも考えたが、せっかくの高い耐久を自ら削ることはもったいないと感じてシルクのスカーフを採用した。

 

 

パオジアン

持ち物:きあいのタスキ

努力値:AS252 B4

 

・リキキリンガチグマがあまり刺さっていないときのエースその1、説明不要でとにかく早く強い。このポケモンも合体ターンにうまくヘイトを稼いでくれた。

きあいのタスキを持っていること、相手のしんそく持ち(カイリューエンテイ)に対してはガチキリンを選出することから耐性テラスではなく攻めステラテラスにした。

 

 

カイリュー

持ち物:いのちのたま

努力値:H148 A252 B4 D4 S100 (S4振り合体寿司+1)

 

・スケイルショット型も考えたがヘイラッシャが暴れた後のフィニッシャーを担うため珠を持たせてノマテラしんそく型にした。

・対合体寿司はキツイが、こいつのくろいきりのおかげで勝てた試合もあったのでカイリューを採用して正解だった。

 

 

6.選出と立ち回り

①先発ヘイラッシャ+リキキリン 後発シャリタツ(そったすがた)+ガチグマ

②先発ヘイラッシャ+パオジアン 後発シャリタツ(そったすがた)+カイリュー

 

 上記の二通りしか選出パターンはありません。どちらも初手で合体してヘイラッシャが暴れてから、裏のポケモンで締める動きをします。

 実際には猫だまし持ちがいることがほとんどであったため、キリンガチグマを選出することが多く相手に寿司がいた場合やよほど刺さりがよくない時のみパオカイを選出していました。

 ヘイラッシャが交代もできず拘っているため技選択が重要ですが、基本的にじしんを優先的に押すことを念頭に技選択をするとよいと思います。

 

 

7.さいごに

 残念ながら本戦では負けてしまいました。が、今までで一番真剣にポケモンに取り組んだので今までで一番悔しいですが一番楽しかったので後悔はないです。

 敗退した人たちがポケモンを求刑しているであろう今こそが差をつけるチャンスと捉えているため、これからも引き続きプレイしていきます。

 来年こそは...!