【PJCS2024本戦使用構築】即合体ハチマキ寿司

 

 

 がががです。PJCS2024ネット本戦おつかれさまでした。

 自分は残念ながら負けてしまいましたが、勝ち上がった方は日本勢として応援しています。日本人チャンピオンが新たに生まれることを期待しています。

 今回は自分が予選第2回とPJCSネット本戦で使ったパーティを記録に残します。

上位プレイヤーではない自分自身のパーティの作り方・考え方を中心に書いたので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

 

 

1.戦績

PJCS第2回予選

Day1:◯◯◯◯◯◯◯

Day2:◯◯××◯◯◯◯◯◯

Day3:×◯◯◯◯×◯◯◯

23勝4敗 レート1756.320

29位

 

PJCS2024本戦

×××◯×◯◯◯◯××××◯◯×◯◯××

9勝11敗 レート1476.974

262位

 

2.構築コンセプトの決定

 WCSや最終レート二桁常連の方が多く参加する中で、緊張しやすく場慣れしていない自分が勝ち上がるために必要な要素を考えるところからスタートしました。

①全体技中心で攻める

・守るの択を減らすため

②プレイング・選出がある程度固定化されている

・緊張する環境で毎回相手に対応する選出を考えることは難しいため

・選出時間を減らすことで試合前のプラン立ての時間が少しでも増える

③初見殺し要素を入れる

これを一番の目標として考えました。

・格上のプレイヤーにも勝てる可能性を広げるため

・1ターン目から試合を終わらせるイージーウィンを狙うため

・想定外のことをすることでメンタルを揺さぶり、その後のプレイングを歪ませる

 

 日々のランクマッチと違い一発勝負の環境で相手も緊張しないはずがありません。常に最善手が打てれば良いですが、極限状態で動揺させることでミスを誘うプレイも対人ゲームの醍醐味と考えています。

 美しい詰め筋できれいな勝利は理想ですが、"今日勝つ"プレイも同じくらい大切だと自分は考えています。ビックリ技やテラスタルで怒っている人をTwitterで見かけますが、怒る=冷静な判断ができなくなると思っているので対戦相手がそうなってくれればこちらとしては儲けものです。

※知り合いの寿司使いでぷよぷよプロでもあるながれ(@nagareoo)さんの大会でのインタビュー。"良い試合より勝つ試合"という言葉に感銘を受けました。

セガ公式大会「ぷよぷよランキングプロ選抜大会 2024」 - YouTube

 

 

3.原案構築

 1月末の第1回PJCS予選が終わった後、次に使う使用構築を決めるべく色々な方の構築記事を読み漁っていました。その中でボウズさんの鉢巻寿司が先ほど挙げたコンセプトにすべて合っていると思いレンタルし使ってみることにしました。

ヘイラッシャシャリタツ(そったすがた)パオジアンカイリューハバタクカミイーユイ

bouzu-anies.hatenablog.com

 

 

4.原案構築の改造

 ボウズさんの鉢巻寿司は1ターン目で隣のポケモンをシャリタツに交換し、初手から超火力を押し付けていくというシンプルかつ強力なコンセプトです。このコンセプトは初見殺しも含まれておりとても気に入りました。

 この構築はレギュEルール用のため、レギュFで新たに解禁されたポケモンや増加した並びに対応すべく改造をしていくことにしました。

 

 まず新たに解禁されたタケルライコの影響で、ガオガエンやゴリランダーが入った猫だましをしながらサイクルを回す構築が流行しました。このねこだましで初手でヘイラッシャを止められてしまうと、ヘイラッシャが暴れる前に倒されてしまうため対策が必須と感じました。

 そこで初手でヘイラッシャ+リキキリンを並べることで猫だましで1ターン目からヘイラッシャが止められることがなくなると閃き採用しました。ヘイラッシャが倒れた後リキキリンを死に出しすることからリキキリンとシナジーがあるポケモンを採用したいと考え、トリックルーム後のエースになれる暁ガチグマを採用しました。

ヘイラッシャシャリタツ(そったすがた)パオジアンカイリューリキキリンガチグマ

 

 ハバタクカミとイーユイをパーティから外したことで相手の合体寿司が重くなってしまったため、カイリューくろいきりを採用することにしました。また、モロバレルも重めにはなりましたが技とテラスタルでカバーすることにして、微調整を加えることでパーティが完成しました。

 

 

5.個体解説

ヘイラッシャ

持ち物:こだわりハチマキ

努力値:AS252 D4

 

・構築のコンセプトです。火力が高く耐久に優れ素早さもそこそこ早い三拍子すべて揃った神のポケモンです。とにかくこのポケモンを大暴れさせるために構築を組みました。

・技は予選時には安定をとるためアクアブレイク。本戦では急所等の上振れを引いたときに化けるウェーブタックルにしました。ほぼじしんいわなだれしか選択しません。

・テラスタルは悩みました。原案ではゴーストになっていましたが悪ウーラオスがキツかったため予選ではフェアリー、本戦では悪ウーラオスが減ると読んでモロバレルに強いくさにしました。

 

 

シャリタツ

持ち物:こうかくレンズ

努力値:H252 B20 C236

 

・合体要因、ヘイラッシャが倒れた後リキキリンと並んでトリックルームを展開することから素早さではなく耐久に振った。

・技についてはりゅうのはどうりゅうせいぐん、だくりゅうについては決まりラスト1枠で悩んでいろいろ試したが、最終的に少しでも対モロバレルで勝てるようねごとを採用しました。

・もちものは躊躇なくりゅうせいぐんとだくりゅうが打てるようこうかくレンズを採用した。おかげで技外しのリスクで悩むことが減り構築コンセプトの②を満たすことができた。

 

 

リキキリン

持ち物:オボンのみ

努力値:H252 B156 D100 S個体値0  (おくびょうカミのムンフォ最高乱数切り耐え)

 

・初手でヘイラッシャと並べることでねこだましを牽制

・器用なポケモンで相手目線優先して倒したいことも多く、合体ターンにヘイトを稼いでヘイラッシャの被ダメージを抑えることができた。

・もちものは予選では悪ウーラオスを警戒してあくテラス、本戦では水ウーラオスモロバレル対策としてくさテラス。

 

 

暁ガチグマ

持ち物:シルクのスカーフ

努力値:H164 C252 D92 S個体値0

 

・ヘイラッシャが倒れた後の裏エース。トリックルームアタッカー枠は悩んだが、専用特性[しんがん]により技範囲がとても広いことを評価して採用した。

・持ち物はいのちのたまも考えたが、せっかくの高い耐久を自ら削ることはもったいないと感じてシルクのスカーフを採用した。

 

 

パオジアン

持ち物:きあいのタスキ

努力値:AS252 B4

 

・リキキリンガチグマがあまり刺さっていないときのエースその1、説明不要でとにかく早く強い。このポケモンも合体ターンにうまくヘイトを稼いでくれた。

きあいのタスキを持っていること、相手のしんそく持ち(カイリューエンテイ)に対してはガチキリンを選出することから耐性テラスではなく攻めステラテラスにした。

 

 

カイリュー

持ち物:いのちのたま

努力値:H148 A252 B4 D4 S100 (S4振り合体寿司+1)

 

・スケイルショット型も考えたがヘイラッシャが暴れた後のフィニッシャーを担うため珠を持たせてノマテラしんそく型にした。

・対合体寿司はキツイが、こいつのくろいきりのおかげで勝てた試合もあったのでカイリューを採用して正解だった。

 

 

6.選出と立ち回り

①先発ヘイラッシャ+リキキリン 後発シャリタツ(そったすがた)+ガチグマ

②先発ヘイラッシャ+パオジアン 後発シャリタツ(そったすがた)+カイリュー

 

 上記の二通りしか選出パターンはありません。どちらも初手で合体してヘイラッシャが暴れてから、裏のポケモンで締める動きをします。

 実際には猫だまし持ちがいることがほとんどであったため、キリンガチグマを選出することが多く相手に寿司がいた場合やよほど刺さりがよくない時のみパオカイを選出していました。

 ヘイラッシャが交代もできず拘っているため技選択が重要ですが、基本的にじしんを優先的に押すことを念頭に技選択をするとよいと思います。

 

 

7.さいごに

 残念ながら本戦では負けてしまいました。が、今までで一番真剣にポケモンに取り組んだので今までで一番悔しいですが一番楽しかったので後悔はないです。

 敗退した人たちがポケモンを求刑しているであろう今こそが差をつけるチャンスと捉えているため、これからも引き続きプレイしていきます。

 来年こそは...!

【南白オフ4位】追い風アノホラサーフ【ダブル・レギュE】

  f:id:MikaMika_tti1227:20231209083650j:image

 がががです。遅くなりましたが誰かの参考になれば幸いと思い10/8(日)に行われた南白オフで使用した構築をメモ程度にブログに残していこうと思います。

 なおこのオフ大会はポケモンパラレルアリーナの予選になっており、結果は4位で本戦出場権を得ることができました。

 

 

 

■構築経緯

 大会の対戦形式がクローズBO1と発表され、やりたいことを押し付けるギミックを使いたいと考えました。その中で候補に挙がったのが天候,追い風,トリルでした。(寿司は使ったことがなかったため断念)

 天候はトルネロスコータスが一定数いて書き換えられやすいと思い、またトリルはクローズだと相手のイエアルマがトリルか砕ける鎧か分からず対戦しづらく感じたため追い風を主軸にすることにしました。


①はじめに追い風を先制で使え数値の高いトルネロス、SVで一番強い全体技を打てると感じているサーフゴーを軸に組むことを考えました。

②次に追い風ミラーに勝てるようにしたいと考えました。さらに凍える風持ちを入れることで上を取れると思い、Sブーストハバタクカミ、合わせて隣に相性の良い全体技を打てるイーユイを採用しました。

③また、物理アタッカーを採用したいと考え、合体寿司にも一定のダメージを与えられイエッサングレンアルマに打点を持てる悪ウーラオスを採用することにしました。

④残り1枠を誰にするか悩んでいたところ、キヌガワさんの動画(https://www.youtube.com/watch?v=fJSkUMF5k08)を見てアノホラグサが追い風アタッカーとしてとても強いと感じ採用しました。 実際に使ってみると追い風があればAが上がることに加え、タイプが優秀で猫だましや神速を無効化でき環境に多い水タイプに打点がありエース級の活躍でした。

 こうしてパーティが完成しました。副産物としてゴーストタイプが3匹いることから、追い風ターンを稼いでくる猫だましや先制技で素早さを無視してくる神速持ちに耐性つきました。
 余談ですが追い風パーティのような上から制圧していくパーティを組む際は、耐性での相性補完よりも攻撃面での火力・通りを重視する必要があると私は感じているため、納得のいく構築を組めた際はタイプの被りをそこまで気にしないようにしています。

 

 

■個別解説

トルネロス


 おくびょう 179(196)-x-120(236)-145-100-155(76)

・ 特化ハチマキノマテラカイリューの神速を災い込みで最低乱数切り耐え 

・意地水テラウーラの水流連打を最低乱数切り耐え

  追い風起動役です。アローラキュウコンやトルネ水ウーラが一定数いるため対策として日本晴れ、トルネミラーで有利に戦えるようメンハを持たせて挑発を採用しました。
 初手で追い風を張りながら隣を動かすか、木枯らしあらしから入るかを考えることが大切です。

 


サーフゴー


 ひかえめ 180(140)-x-116(4)-203(252)-112(4)-118(108)

・追い風時陽気スカーフランド+2

 エースその1 上からゴールドラッシュを打ってイージーウィンを狙いにいきます。技についてはゴールドラッシュとシャドーボール以外はほとんど打たないのでお好みで変えていいと思います。
 初手で勝てることもしばしばあるので、とにかく出せそうなときは積極的に出しましょう。

 

 

アノホラグサ

 いじっぱり 131(4)-183(252)-90-x-90-142(252)

 エースその2 かぜのりすることで高火力を出せます。サーフゴーの通りが悪いときはアノホラを通す動きをします。
 耐久についてはペラペラなので気合のタスキで行動保障。技についてはタスキ持ちに突破を狙えるタネマシンガン、対寿司で活躍できるちからを吸い取るを採用しています。

 

 

ウーラオス(一撃)


 いじっぱり 171-200(252)-121(4)-x-80-149(252)

 いかくで腐らない優秀な高火力アタッカー、守るを貫通できるので追い風ターンとも相性がいいです。実際に決勝トーナメントの対寿司ではフェアリーテラスタル以外の場合こいつをなんとか通して勝ちました。
 持ち物はふいうちを打ち分けたいことがあるため拘らず火力を出せるくろいメガネにしました。

 


ハバタクカミ

おくびょう131(4)-×-89(108)-173(140)-156(4)-205(252)

・HB:A189パオジアンの災いの剣ふいうちを最高乱数以外耐え
・HD:C187イーユイの災いの珠オーバーヒートを確定耐え
・C:災いの珠シャドーボールでハバタクカミ(143-156)を高乱数1発(75.0%)
・S:ブーストエナジー持ちハバタクカミのミラー意識で最速

 相性補完枠その1、追い風ミラーにおいて上をとれるよう最速Sブーストです。また、トルネロスがどうしても出せなそうな場合はカミイーユイから入ってトルネロスを選出しないこともありました。
 火力が低めなところが弱点ではありますが、イーユイと並べることで最低限の仕事はできます。

 


イーユイ

 ひかえめ 131(4)-x-100-205(252)-140-152(252)

 相性補完枠その2,基本的にはカミと並べて熱風を押すがサーフゴーの通りが悪い時の追い風エースとしても活躍できる。対イエアルマが重いのでこいつの耐性でなんとかすることもしばしばありました。
 スカーフとも迷いましたが耐久が低く先制技で縛られやすい関係上、守るが有用と考え命の珠を持たせました。


■選出

 実際に出した基本的な選出を紹介します。

 

・サーフゴーの通りが良い場合

先発トルネロスサーフゴー+後発アノホラグサウーラオス

 

 ゴールドラッシュを打って相手を1~2体持って行って、残りを裏の2匹で倒しに行きます。ラスタルはサーフゴーに切れば対面を倒せそうな場合はサーフゴーに、それ以外の時は裏にとっておきます。アノホラグサとウーラオスが共に先制技持ちのため、追い風ターンをそこまで気にせず出せるのが偉いです。

 この出し方で初手にヒードランが出てきた際には、サーフゴーをアノホラグサに交代することで熱風を無効化でき、返しのポルターガイストで一発で仕留めることができます。

 

・サーフゴーの通りが悪い場合

先発ハバタクカミイーユイ+後発トルネロスアノホラグサウーラオスから選択

 カミイーユイで削りを入れ残りを後ろで倒します。基本的な動かし方はサーフゴー選出と変わりませんがトルネロスは荷物になりやすいので出すべきかを慎重に考える必要があります。テラスタルは一番場持ちが良さそうなポケモンに切ります。また、対寿司ではカミかウーラオスにテラスタルを切って大ダメージを狙いに行きます。

 

 

■余談

 ここまで読んでくださりありがとうございました。戦績は予選5-1で抜け、決勝トーナメントで4位を取ることができました。最初はスタンパーティを使用するか迷っていましたがBO1ということもあり、ビックリ要素(アノホラグサ)も入れ暴れることができたので結果には満足しています。

 このパーティは試合時間も短くランクマッチ向きだと思いますが、自分は残念ながら年末に行われるメガテラスクエアにも参加できずランクマッチも今月は取り組まない予定です。そのため何かパーティ相談や気になることがあれば遠慮なくががが(@MikaMika_tti)まで聞いてください。一緒に考えられることはなんでも考えます!!

 最後に素敵な大会を主催していただいた南白オフ(@nanpaku_off)さんにこの場をお借りして感謝を申しあげ結びとさせていただきます。

 

【ポケモンパラレルアリーナ日記】カミイーユイ+ドドゲザン

 

 はじめまして、がががです。

 先日行われましたオフ大会『ポケモンパラレルアリーナ』で使用したパーティを自分用のメモとして残しておきます。(戦績3-4)
 オープンチームシートBo3ルール用に組んだものの、ランクマッチでも戦える構築ですので興味のある方は読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

◆構築経緯


①パーティ軸(ハバタクカミ+イーユイ)の決定

 今までOTSを遊んだことがなかったため、WCSやOTSルールのオフ大会配信を見るようにしました。そこでランクマとは違い相手のテラスや持ち物が見えることから、一貫性のある技を押し付けていくのが強いと考えました。また、自分の実力を客観的に評価して他の上位プレイヤーと完全なサイクル構築で戦うのは厳しいと感じました。そこで上から殴れてかつ技と持ち物がバレていても強いと感じたためSブーストハバタクカミイーユイで上から殴ることをコンセプトに組み始めました。

 

②後発用ポケモン(水オーガポン テツノカイナ ランドロス)の決定

 ハバタクカミ+イーユイを初手に出した際のキツい要素として、追い風+水ウーラオス水オーガポン、更にはヒードランがとても苦手と考えました。

 

 そこでそれぞれの対策として以下の3匹をパーティに組み込みました。

 

・水ウーラオスにこの指をすることで隣を守れ、テラスを切ることでヒードランにも強く出せる耐久振り水オーガポン

ヒードランとウーラオスに強く、また追い風要因のトルネロスも一撃で倒せ水オーガポンにも弱くないテツノカイナ

・水オーガポンに上からテラバーストを通せ、相手のヒードランやテツノカイナにも強いスカーフランドロス

 

 ここまでの5匹でテスト運用していたころ、追い風+スカーフポケモン(ランドロスやウーラオス)や壁構築に勝てなかったためハバタクカミ+イーユイ以外にも別選出を探す必要があると感じました。

 

 

③裏選出のエース(ドドゲザン)の決定

 上記5匹のポケモンで試運転しているうちに下記の条件をラスト1匹に求めることにしました。

  1. 追い風構築に勝てるよう先制技を持っていること
  2. 相手のいかくで機能停止しないこと
  3. パーティに猫だまし・この指・いかくが入っておりサポートできるため、積み技を持っていること

 以上の条件に当てはまるポケモンとしてドドゲザンを採用しました。ドドゲザンは積みエースとしてだけでなく、タイプと種族値による後出しも比較的しやすいため良い選択だったと感じています。

 

 

④パーティの修正,完成

 

 ↑修正前の仮パーティ

 

 これで6匹の並びが完成し上記のパーティを自分と協力者で試運転してみたところ、以下の改善点が見つかりました。

  • イーユイの火力アップのための炎テラスタルだが、あまり機会がなくテラスを切ってもすぐに倒れるのがもったいない。
  • イーユイを初手守らせたり交代した際、ハバタクカミの火力が不足しており1ターン目から行動が弱くなってしまうことがある。
  • 妖テラスタルヒードランがとても辛い。

 そこで下記の点を修正してパーティを完成しました。

  • イーユイのテラスを炎→霊に変更。耐性変化や相手の猫だましを打ちづらくさせました。
  • ハバタクカミのテラスを草→妖に変更。テラスムーンフォースでごり押す選択肢を増やしました。
  • テツノカイナの技を冷凍パンチ→アイアンヘッドに変更。ヘビーボンバーを採用しなかった理由については個別解説に記述します。

画像

↑完成したパーティ(再掲)

 

◆個別解説

ハバタクカミ

おくびょう H131(4)-A×↓-B89(108)-C173(140)-D156(4)-S205↑(252)

HB:A189パオジアンの災いの剣ふいうちを最高乱数以外耐え

HD:C187イーユイの災いの珠オーバーヒートを確定耐え

C:災いの珠シャドーボールでハバタクカミ(143-156)を高乱数1発(75.0%)

S:ブーストエナジー持ちハバタクカミのミラー意識で最速

 

 てるチャレのしょうたーるさんの配分を参考にしました。実際にこのパーティではパオジアンの攻撃を耐えることで、初手こご風+イーユイのねっぷうから入りやすく良い配分と感じています。

 火力についてはあまり振っていないので無理やり相手を突破したい時にはフェアリーテラスタルを切ります。またマジカルシャインが欲しい場面についてはタスキ持ちがいる際に削りたいことが主だったので、こご風で足りると思い不採用にしました。

 

 

イーユイ

ひかえめ  H139(68)-A×↓-B121(164)-C187↑(116)-D141(4)-S140(156)

H:10n-1(珠ダメ最小)

S:準速セグレイブ抜き 凍える風1回で135族抜き

 

 素早さについては最初はこご風後にスカーフ個体の上を取れるよう最速ウーラオス抜きにまでしていたこともありましたが、火力や耐久が足りないと感じ今の個体にすることにしました。OTSルールのためランクマより対処しやすいと感じましたが、一長一短だったと思います。

 持ち物については最初はこだわりメガネを使っていましたが猫だましが辛かったためまもるを採用しました。珠ダメは多少痛いですが、炎プレートだと悪の波動の火力不足を感じたため命の珠にしました。

 

 

水オーガポン

わんぱく 187(252)-145(36)-134↑(140)-×↓-126(76)-131(4)

HD:臆病メガネカミのテラスムンフォ最高乱数以外耐え

A:H4カミをツタこん棒で1発

 

 最初はいじっぱりでアタッカーで運用していましたが、このパーティの勝ち筋が主に①カミイーユイで崩壊させる ②剣舞ドドゲザンで一掃する の二つであったため、最低限だけAに振り残りは耐久振りにしました。技についてはウッドホーンのみ改良の余地があり、カミや水ウーラオスを一撃で倒せるウッドハンマーもいいと思います。

 このポケモンの使い方としてはニードルガードがどうしても読まれやすいので、強気にツタこんぼうを振り回して相手の交換にダメージを重ねていくのが強い行動と思っています。

 

 

テツノカイナ

いじっぱり 255(204)-205↑(212)-128-×-100(92)-70

A:H252ヒードランアイアンヘッドで確2

 

 ここまででトルネ+水ウーラオスヒードランが重たかったため、その他にもいれるだけでサイクルを回しやすく火力もある水テラステツノカイナを採用しました。

 技構成については猫だまし、ドレインパンチは確定でワイルドボルトは反動が痛いですが、こご風で削れた耐久振りトルネロスを倒せないのは弱いと感じ採用しました。

 アイヘについては一般的なカイナはヘビーボンバーを採用していると思いますが、この技を打つ相手がハバタクカミと妖テラスヒードランしかいないと感じ(ランドロス相手にはそもそも技を打たないと考えています)、特にパーティで重いヒードランに倍のダメージを与えられるのが優秀と感じアイアンヘッドの採用にしました。

 

 

霊獣ランドロス

ようき 165(4)-197↑(252)-110-×-100-157↑(252)

 

 ASぶっぱの最速スカーフランドロスランドロスミラーで上を取られたくないので最速にしました。いかくがシンプルに他ポケモンの耐久を上昇させ、対オーガポンにもテラバーストで仕事ができて強かったです。

 が、Sブーストハバタクカミやドドゲザンが思っていたより多くあまり選出しなかったので、変えるならこの枠と思っています。

 

 

ドドゲザン

いじっぱり 201(204)-198↑(196)-141(4)-×↓-106(4)-83(100)

 

 カミイーユイが通せない時のエースとして採用しましたが、ふいうちと一発は耐える固さのお陰でスイーパーとしても機能してくれました。配分は特に明確な仮想敵はなく、Sを厚めに振りました。使い方のコツはとにかく元気なテツノカイナと対面しないようにすることです。(隣が多少脅威でもカミイーユイでカイナを最低限半分削っておく等)   剣舞ができれば多少強引でも勝てる試合が多いので、とにかく裏から出して全抜きを狙っていました。

 技とテラスについては、アイヘ:ヒードランが楽になる 妖テラバースト:テツノカイナが楽になる とほかにも候補がありましたが、悪一本に絞って黒いメガネを持たせた方がその他にとって脅威になると思いこの構成にしました。

 

 

◆選出

 その都度相手のパーティを見ながら決めていたため、この系統にはこの選出と固まっているわけではありません。(Bo3ルールのためあえて最適解とは違うと思う選出を2本目にしたりしていました)

 そのためあくまで一例ですが挙げておきます。

 

・カミイーユイで崩壊を狙う場合

先発+ 後発は残り4匹から選択

 相手がトリル軸やスタンパーティの時はこの選出をすることが多かったです。また、追い風を打たれてもウーラオスランドロスがスカーフでなければハバタクカミが上を取れるので選出することもありました。

 その他ギミックパーティの際も迷ったらこの選出をしていました。

 

 

・ドドゲザンを通しに行く場合

先発+ 後発ドドゲザン

 カミイーユイが出しづらい場合はこの選出をするようにしていました。この出し方をした際にはテツノカイナがドドゲザンの天敵であるため、とにかくあらかじめ削っておき剣の舞+ドゲザンで落とせるくらいには削るよう動いていました。

 

 

・相手にいかくが居て、先発に出てきそうだったり一本目出されて負けた2本目

先発ドドゲザン+ 後発残り4匹から選択

 ランドロスギャラドス等があからさまに初手に出てきそうな場合この選出をしますが、基本的には上記2パターンがメインであるためあまりこの機会はありませんでした。

 またこれはBo3ならではですが、一戦目に初手にランドロス+○○で出されていて引き続き出てきそうな場合この選出で奇襲を仕掛けることもありました。

 

 

◆最後に

 拙い文章でしたが最後まで読んでくださりありがとうございます。

 自分は剣盾をプレイしておらずPJCSもインターネット予選で負けていたため、ポケモンオフ大会で他地方に遠征するのは2018の東北オフ以来実に5年ぶりでしたが皆さん優しく楽しむことができました。また、オープンチームシートルールについてもプレイしたことがないルールでしたが新鮮でランクマッチとはまた違う楽しさを感じることができました。せっかく知り合いも増えたので、これからも楽しみながらポケモンをプレイしていこうと思います!

 最後に素敵な大会を開催していただいたポケモンパラレルアリーナ(@PokePara_Arena)さん 予選に参加させていただいた南白オフ(@nanpaku_off)さん、お忙しい中一緒に調整を考え相談させていただいた一色鹿子(@kanoko_issiki)さん ポケモンの育成を快く引き受けてくださったヤマモトさんに感謝を申し上げます。

 

 

 

◆おまけ

・普段一人でポケモンの考察をしているため、一緒に考察してくださる仲間を募集しています。多くても10人程度の少人数でサーバーを作りたいと考えておりますので、気になる方がもしいれば ががが(@MikaMika_tti)までどなたでも遠慮なくお声がけください。実力や頻度等は特に不問です。

 

・2018年に参加した東北オフの映像 四季卿さん(@Gardevoir_3710)の動画です。

 2戦目の対戦相手が私です、面白い試合展開だと思いますので気になる方はぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=HbVJk6cakH8&list=PL1xCpCU9zmlO16UF6MYSjmf8lSYGkjWYT&index=79